第2話「高速ハイエナ怪獣ケンゾーの侵略を止めろ」

師から連絡が入った。

 

高速ハイエナ怪獣ケンゾーがホールで暴れている。彼の侵略からホールを守れ。」

 

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高速ハイエナ怪獣ケンゾーとは、ハイエナに命をかけ、はりつき、ダッシュなど見境なく行うことで恐れられているとのこと。

 

複数の店舗で活動する専業者で、いつも肩から下げているポーチには母親の手弁当が入っているそうだ。

 

 

 

朝一から彼が猛威をふるっているというホールへ向かうと、それらしき怪獣が休憩コーナーで優雅に新聞を読んでいる。

 

 

私はすぐに気づいた。彼は休憩コーナーの最寄のシマにあるバジリスク2(前日580ゲーム)が育つのを待っているのだ。

 

 

 

 

その台は現在、200ゲームほど他の客が回しているところだ。

高速ハイエナ怪獣ケンゾーは、この台がまだ誰にも狙われていないと踏んで優雅に新聞を読んでいるのだ。

 

 

 

私は休憩コーナーとシマを挟んで対岸の通路に身を隠した。

 

対象台までは休憩コーナーから20m、私の潜んでいる通路からはたった5mだ。台が空いた隙にここから飛び込めば容易に台を取ることができるだろう。

 

 

 

 

 

客は案の定、開眼チャレンジが失敗に終わると席を立とうとした。ケンゾーはすぐに新聞を読むのをやめ、こちらに向かうそぶりだ。

 

私は身を隠していた通路から台に向かった。完全に勝利を確信した。

 

 

 

 

しかしその時、高速ハイエナ怪獣ケンゾーは私の姿に気づくと、怒りにふるえ雄たけびをあげながら猛ダッシュをしてきた

 

「グオオオン、イカンガー!  イカンガー!」

 

 

 

 

師からの注意事項を思い出したが、高速ハイエナ怪獣ケンゾーの怒りが絶頂まで高まると、身体の器という器が全て突起し、スピード上乗せ特化ゾーン「ケンゾーン」に突入するのだそうだ。

 

 

そのスピードたるや、天候が良い時などは最大で1.15倍のスピードまで上がるという。

 

 

 

それほどまでではなかったため、無事に台を確保することができた。

 

 

第3話へ

 

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